メチルトリフルオロプロピルシロキサンに少量のメチルビニルシロキサンを共重合することによってFVMQが製造されます。

FVMQVMQの特性に加え、耐油性や耐熱性の向上を目的として開発されたゴムです。シリコーンゴムと比べて耐油性、耐熱性が改善されています。

FVMQの構造

FVMQ構造

FVMQのポリマー

FVMQ生ゴム

フロロシリコーンゴム

※一般的な配合のデータであり、配合によっては異なったデータとなる

チェック

優れた耐油性、耐燃料性

チェック

広い温度範囲で使用可能である


硬さ( デュロA ) 50~70
引張強さ( MPa ) 6.0~13.0
伸び( % ) 300~500
使用温度( ℃ ) -50~200
体積抵抗( Ω・cm, 25℃ ) 1010~1014

※上記特性データについては参考値であり保証値ではありません


フロロシリコーンゴムはシリコーンゴムの中で最も優れた耐油性能を持つので自動車部品に多く使用されています。

使用される分野 製品
自動車部品 ダイヤフラム、メンブレン、Oリング、ガスケット
電気用ゴム部品 シーリング材
工業用品 パッキン、ゴム栓、ブッシング

参照:

・新版ゴム技術のABC  編集・発行:日本ゴム協会東海支部

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